心理テストは当たるのか
巷で見かけられる心理テストの大半は通俗心理学と呼ばれる根拠のないものが多いということはここまでで何度か触れてきた通りですが、それなのにこうして一つのブームとなるほどに「心理テストは当たる!」と言う人が多いのもまた事実です。
これはどういうことなのでしょうか?
実はこれにはバーナム効果(またはフォアラー効果)と呼ばれる心理学の現象が関係しています。
バーナム効果とは、「あなたは明るく振る舞いつつも、心の奥に不安を抱えています」とか「あなたは日常にある程度の変化を望んでいます」などといった誰にでも当てはまるような曖昧で一般的な性格をあらわしたものを、それが特別なことで自分にだけ当てはまっているように感じてしまう現象のことで、実際に心理学の授業を行っている学校でこの現象について説明する際に血液型診断を例に出して性格テストを行ったところ、それぞれの血液型への診断結果がランダムに配られていたにも関わらず、ほとんどの生徒が当たっていると答えてしまうという結果が出たといいます。
心理テストの結果や占いが当たっているように感じるのもこの現象が背景にあるとされ、上記の学校などでは、それを踏まえた上で楽しむようにと指導もされています。
また、心理テストのような通俗心理学ではしばしば、統計学的に証明されているかのような文句が使われますが、統計学を正しく理解しないままにデータを都合良く解釈しただけのものも多く、テレビ番組などの影響力の強いメディアに関しては、他者への安易な人格批判に繋がりやすいといった問題も指摘されています。
心理テストに限った話ではありませんが、何事も結果をそのまま鵜呑みにして決めつけるのではなく、自分の判断で自分なりの考えを持つことが大切なのではないでしょうか。
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